日本
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基本情報
血液事業実施団体
- 日本赤十字社(厚生労働省の天下り受入組織・手下の血液センターには都道府県などからの天下りも受け入れているようです)
- あっちこっちの献血ルーム(2008年12月31日現在全国111ヵ所)、移動採血車などで献血可能です。
献血の種類
- 全血献血(200mL・400mL)
- 成分献血(血漿・血小板)
- 献血の種類の選択は献血者の意志が優先される建前です。世の中には本音と建前があります。
献血者の条件
- 年齢: 18歳から65歳の誕生日の前日まで可能
- 200mL献血は16歳から可能
- 血小板成分献血は55歳の誕生日の前日まで献血可能
- 献血履歴によっては70歳の誕生日の前日まで献血可能
- 体重: 男性45kg以上・女性40kg以上(400mL献血はいずれも50kg以上)
- Hb(ヘモグロビン量): 原則として12.0g/dl以上(400mL献血は12.5g/dl以上)
- 献血間隔: 成分献血の後は2週間、全血献血の後は4〜16週間(献血の種類によります。これとは別に年間の献血回数・献血量の制限もあります。)
外国人の献血可否
- 日本語の「読む」「聞く」「話す」のスキルが必要です。(「書く」までは不要と思われます。)
- 日本入国後4週間は問答無用で献血不可のため、短期滞在の旅行者の献血はまず不可能です。
- 長期滞在者の場合も過去の居住地・期間により献血できない場合があります。
- 問診票・問診は日本語です。(通訳がいても献血させない方針のようで、本人が日本語を理解できる必要があるようです。)
輸血経験者の献血可否
海外渡航暦による献血の制限(海外旅行後の献血の制限)
- 帰国後4週間は問答無用で献血をお断りされます。
- ヨーロッパ関係
- 日本赤十字社のウェブサイトの血液事業Q&Aに詳しく書いてあります。
- 1980年から1996年12月31日までの間にイギリスに1泊でもした場合は、肉を食べていない!ベジタリアンだ!と言い張っても献血をお断りされた時期がありました。
ただし、空港内で生焼け(レア)ステーキを食べても、乗り換えのためだけで空港から外に出ていなければ献血できるという情報もありました。なお、現在は1か月以上の滞在をした場合は献血をお断りされます。(1か月未満の滞在であれば献血が可能となっています。)
- 1980年以降に通算6か月以上滞在した場合は、国や期間によっては献血をお断りされる場合があります。
- マラリア流行地域関係
- B地域や特B地域はどこなのかについては、献血会場にいる医者が持っている問診マニュアルに記載されています。
- B地域に1か月以上滞在あるいはそれ未満でもあっても郊外農村部や森林地帯に滞在した場合は1年間献血をお断りされます。
- 特B地域に滞在した場合は滞在期間を問わず、1年間献血をお断りされます。
- B地域・特B地域に3か月を超える滞在をした場合は3年間献血をお断りされます。
- マラリア予防薬を服用した場合は3年間献血をお断りされます。
- 1か月を超えるような海外滞在なんてしたことがなくて、ふつーの観光旅行で都市部のホテルに泊まって・・・のようなケースであれば、たいていの場合、たぶん大丈夫でしょう。
あくまでもたぶんです。最後に決めるのは医者です。
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